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終活は何から始める?やらないと家族が困る順に3つだけ選びました【2026年最新】

「終活を始めたい」と思って調べ始めると、エンディングノート、遺言書、生前整理、お墓、保険——やることが多すぎて手が止まります。しかも多くの記事が「やることリスト」を並べるだけで、どれから手をつければいいのかを教えてくれません。本記事では、やらないと家族が実際に困る順で優先順位をつけます。全部やる必要はありません。最初の3つだけで、残される家族の負担は大きく変わります

結論:最初にやるのはこの3つ

終活の項目は数え上げればきりがありませんが、「やらなかったときに家族が実際に困る度合い」で並べると、優先順位ははっきりします

優先やることやらないと家族はどう困るか
1資産と契約の一覧を書き出すどこに口座があるか分からず、財産を見つけられない
2使っているサービス名を書き出すサブスクが止まらず、引き落としが続く
3希望を書き残す葬儀もお墓も、家族が判断を迫られる
4生前整理(物の片付け)遺品整理に数十万円かかる
5遺言書の作成相続で揉める可能性がある
なぜ「一覧を書く」が最優先なのか

遺品整理も相続手続きも、「何があるか分かっている」ことが前提だからです。存在を知らない口座は探せませんし、契約していると知らないサービスは解約できません。
物を片付けるより、情報を残すほうが先です。ここが逆になっている方がとても多いところです。

① 資産と契約の一覧を書き出す

最初の一歩はこれだけで十分です。紙一枚に、次の項目を書き出してください。

  • 銀行口座——金融機関名と支店名。ネット銀行は特に重要(通帳がないため家族が気づけません)
  • 証券口座——証券会社名。銘柄まで書く必要はありません
  • 保険——保険会社名と証券番号
  • 不動産——所在地。権利証や固定資産税の通知書の保管場所
  • 借入——ローンや連帯保証。プラスの財産より、こちらのほうが重要です

金額を書く必要はありません。残高は日々変わりますし、書くと更新が面倒になって続きません。必要なのは「どこにあるか」だけです。それさえ分かれば、家族は各社に照会できます。

② 使っているサービス名を書き出す

見落とされがちですが、実害が最も早く出るのがここです。

サブスクは、本人が亡くなっても自動では止まりません。サービス会社は契約者の死を知る手段がないためです。家族が気づかなければ、引き落としだけが続きます。

書き出すのはサービス名だけで構いません。動画配信、音楽、クラウド、通信、新聞、定期購入——思いつくものを並べてください。

パスワードは書かなくていい

「パスワードを残すのは不安」という理由で終活が止まる方が多いのですが、パスワードは書かなくて構いません
家族に必要なのは「何を契約しているか」だけです。それが分かれば、遺族として正規の手続きで解約できます。逆にサービス名が分からないと、何から手をつけるかも決まりません。

③ 希望を書き残す

葬儀の形式、お墓、延命治療——これらは決めておかないと、家族が「本人ならどうしたか」を推測して決めることになります。この判断は、想像以上に重い負担です。

書き方は自由で構いません。「家族葬でいい」「墓は要らない」「延命はしなくていい」——一行ずつでも、あるとないとでは全く違います

なお、エンディングノートに法的な効力はありません。財産の分け方を確実に指定したい場合は、別途遺言書が必要です。ただし希望を伝えるだけなら、エンディングノートで十分です。

いつから始めるか

「まだ早い」と感じる方が多いのですが、判断の目安はこうです。

きっかけ始めどき
定年退職・年金の受給開始資産の全体像を把握する好機
親を見送った何が大変だったかが分かっている。最も動きやすい時期
入院・手術をした体調に不安が出たとき
家族に頼まれた頼む側も勇気が要ります。応じてあげてください

とくに親を見送った直後は、当事者として苦労を経験しているぶん、何を残すべきかが具体的に分かります。「探すのが大変だったもの」を自分の分として書き出す——これが最も実用的な終活です。

よくある質問

何から始めればいいか分かりません。
紙一枚に、取引のある金融機関名を書き出すことから始めてください。これだけで、家族が財産を探す手間の大半がなくなります。
エンディングノートを買いに行く必要も、まとまった時間を取る必要もありません。15分あればできます。そこから先は、気が向いたときに項目を足していけば十分です。
エンディングノートと遺言書は、どちらを書くべきですか?
目的が違います。エンディングノートは希望や情報を伝えるもので、法的な効力はありません。遺言書は財産の分け方を法的に指定するものです。
まずエンディングノートで構いません。相続で揉めそうな事情がある、特定の人に多く残したい、といった希望がある場合に遺言書を検討してください。遺言書は形式に不備があると無効になるため、専門家に相談したほうが確実です。
財産が少ないので、終活は不要では?
財産の多さと終活の必要性は関係ありません。むしろ困るのは「どこに何があるか分からない」ことのほうです。
残高が10万円の口座でも、存在を知らなければ家族は手続きできず、そのまま放置されます。金額ではなく「場所」を残してください。
物の片付け(生前整理)は先にやらなくていいのですか?
情報を残すほうが先です。物の片付けは体力も時間もかかり、途中で止まりがちです。一方、一覧を書くのは15分で終わります。
順番として、「情報 → 希望 → 物」で進めるのが挫折しにくいです。物の片付けは、動けるうちに少しずつで構いません。
親に終活を勧めたいのですが、切り出しにくいです。
「終活」という言葉を使わないのがコツです。「もしものとき、どこに連絡すればいいか教えておいて」という聞き方なら、死を前提にした話に聞こえにくくなります。
また自分が先に書いて見せるのも有効です。「自分もやったから」と伝えると、親も応じやすくなります。いきなり全部を求めず、まず金融機関名だけから始めてください。
\ 書き出すところから始めるなら /


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遺言書との違い、何を書けばよいかを整理しています

まとめ

終活は、全部やる必要はありません。優先すべきは「情報を残すこと」で、物の片付けや遺言書はその後です。

今日できるのは、紙一枚に取引のある金融機関名を書き出すことだけで十分です。金額もパスワードも要りません。「どこにあるか」が分かれば、家族は手続きを進められます。それが分からないことが、残される側にとって最大の負担になります。

参考・出典

  • 法務省「自筆証書遺言書保管制度」 https://www.moj.go.jp/MINJI/minji03_00051.html
  • 国民生活センター「高齢者のトラブル」 https://www.kokusen.go.jp/