福岡県内のお墓を整理したい、福岡市・北九州市の霊園から永代供養に切り替えたい——。九州最大の人口を抱える福岡県でも、墓じまいのご相談が年々増えています。本記事では、福岡県の墓じまいの手順・費用相場・改葬許可申請の窓口を、公的データに基づいてわかりやすく解説します。
福岡県の墓じまい事情
福岡県は人口約500万人を擁する九州最大の県です。福岡市・北九州市の政令指定都市2市に人口が集中し、周辺の久留米市・大牟田市など中核都市と合わせて都市部の墓地需要が高くなっています。
九州の他県(佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島)から福岡都市圏への流入が続き、「地方の実家のお墓を福岡県内にまとめたい」「都市部に移住したので墓参りが困難になった」という相談が多く見られます。
福岡市・北九州市は政令指定都市で複数の区を持ちます。改葬許可申請の窓口は区役所ごとに異なるため、お墓のある区を正しく把握する必要があります。
墓じまいの一般的な手順
福岡県内でも、墓じまいは全国共通の6ステップで進めます。

- 家族・親族との合意形成
- 新しい供養先の決定
- 現在の墓地管理者・寺院への相談
- 改葬許可申請 — 現在お墓のある市区町村役所
- 閉眼供養(魂抜き)と遺骨の取り出し
- 墓石の撤去・新供養先への納骨
福岡県の墓じまい費用相場
福岡県の墓じまい費用は全国平均より少し安め。都市部(福岡市・北九州市)でも首都圏より割安で、九州各地で対応できる業者が多いのが特徴です。

福岡県内の費用目安
| 項目 | 福岡県内の相場 | 備考 |
|---|---|---|
| 墓石撤去・処分費 | 8〜25万円/㎡ | 福岡市中心部はやや高め |
| 閉眼供養(お布施) | 3〜8万円 | 地域・宗派による |
| 離檀料(お布施) | 0〜15万円 | 菩提寺がある場合 |
| 改葬許可申請手数料 | 0〜500円/柱 | 無料の自治体も多い |
| 遺骨の取り出し・運搬 | 2〜5万円 | 柱数による |
| 新しい供養先費用 | 10〜100万円 | 福岡市中心部の納骨堂は高め |
| 総額目安 | 25〜120万円程度 | 条件で大きく変動 |
福岡県の改葬許可申請の窓口
改葬許可申請は「現在お墓がある市区町村」の役所で行います。
福岡市(7区)
各区役所の市民課で手続き。東区・博多区・中央区・南区・城南区・早良区・西区。
北九州市(7区)
各区役所の総合窓口課で手続き。門司区・若松区・戸畑区・小倉北区・小倉南区・八幡東区・八幡西区。
主要市町村
- 久留米市: 市民文化部 市民課
- 大牟田市: 市民部 市民課
- 飯塚市: 市民環境部 市民課
- 春日市: 市民部 市民課
- 大野城市: 市民福祉部 市民窓口サービス課
- 宗像市: 市民協働環境部 市民課
- 太宰府市: 市民生活部 市民課
- 糸島市: 市民部 市民課
- 古賀市: 市民部 市民国保課
- 福津市: 市民部 市民課
※ 窓口名は変更される場合があります。手続き前に必ず各自治体の公式ホームページでご確認ください。
福岡県内のおすすめ供養先タイプ
1. 屋内型納骨堂(福岡市・北九州市中心)
福岡県は全国でも納骨堂文化が根付いている地域。費用相場は30〜100万円。
2. 永代供養墓
継承者不要・管理を寺院や霊園に任せられるタイプ。費用相場は10〜60万円。
3. 樹木葬
福岡市郊外〜筑後・筑豊エリアで広がる選択肢。費用相場は10〜60万円。
4. 海洋散骨(玄界灘・有明海)
玄界灘・有明海発の散骨業者が複数あり。費用相場は5〜25万円。
福岡県の墓じまいで失敗しないための注意点
福岡は納骨堂文化が独特
福岡県は全国でも納骨堂が一般的な供養形式として根付いています。永代供養付きの納骨堂が多く、選択肢の幅が広いのが特徴です。各納骨堂で管理費・年間費の有無を確認しましょう。
離島・郡部のお墓は搬出費用に注意
福岡県内には離島(壱岐・対馬は長崎県ですが、福岡発の便あり)や山間部があります。重機搬入が困難な区画は撤去費用が割高になることがあるため、現地確認の見積もりを取ってください。
九州他県の実家との連携は事前確認を
九州他県(佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島)からの改葬は問題なく可能ですが、現地のお墓がある市町村役所で改葬許可申請が必要です。
よくある質問
- 福岡市内の墓じまいは何区の役所で手続きしますか?
- 現在お墓がある区の区役所(市民課)で手続きします。福岡市は7区それぞれに窓口があります。
- 福岡県の墓じまいで使える補助金はありますか?
- 2026年現在、福岡県および主要市町村で墓じまい専用の補助金制度はありません。一部の自治体で空き家・空き地対策に絡む制度がある場合があるので、お住まいの市町村役所にお問い合わせください。
- 佐賀の実家のお墓を福岡県内に移したい場合は?
- 改葬許可申請は佐賀の現在お墓がある市町村役所で行います。受入証明書は福岡県内の納骨堂・霊園が発行します。
- 福岡で納骨堂が人気な理由は?
- 福岡県は古くから納骨堂文化が根付いており、屋内で天候を問わず参拝できることや、継承者不要の永代供養型が多いことから、新しい供養先として選ばれています。
まとめ
福岡県の墓じまいは、全国平均より費用が安め、納骨堂の選択肢が豊富という特徴があります。改葬許可申請は現在お墓のある市区町村役所が起点。家族の合意形成、寺院との丁寧な相談、複数業者の比較見積もりを基本に、後悔のない選択を進めてください。
参考・出典
- 厚生労働省「衛生行政報告例」 https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/36-19.html
- 厚生労働省「墓地、埋葬等に関する法律」
- 福岡県内各市区町村のホームページ
- 福岡市・北九州市・久留米市の改葬手続き案内
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最終更新日: 2026年5月11日